「木曜殺人クラブ 逸れた銃弾」リチャード・オスマン:著 早川書房
ストーリー
そこに集まる謎解きが好きな探偵グループ「木曜殺人クラブ」メンバー、エリザベス、イブラハム、ジョイス、ロン。
ニュース番組「サウス・イースト・トゥナイト」メインキャスターのマイクと、ひょんな事から食事をすることになった「木曜殺人クラブ」
マイクから、同僚のべサニー・ウェイツ不可解な事件での死を相談されたメンバーは、捜査をスタートする。
その頃、メンバーリーダー格のエリザベス・ベストは夫のスティーブンと共に誘拐されていた。
エリザベスはどうなる? 更にべサニー・ウェイツ事件は解決できるのか?
新たなメンバーが加わりそうな勢いの、「木曜殺人クラブ」第三弾。
シニアのパワー、侮るなかれ。
プラス情報
世界でシリーズ累計600万部! 〈木曜殺人クラブ〉シリーズ第2弾!
2021【 木曜殺人クラブ 】
2022【 木曜殺人クラブ 二度死んだ男 】
2023【 木曜殺人クラブ 逸れた銃弾 】 本作!!
読むネコポイント
1作目、2作目が順調に面白かったので、3作目はさていかに?!と期待と不安で手に取りましたが
ほう ほう ほう、、 時系列で色々なことが進行状態で、頭の中を切り替えるのが大変ではありましたが、
それは各キャストにのめり込んで読んでいたということでしょう w
最初に出てきたメンツとその周りの人々、
さらに各回ごとに、登場人物が増えてくるもんだから、、、大変です!
今回追加された結構癖の強い愛らしいキャラ、ヴィクトル、バイキング(スウェーデン人)も大活躍で、
更にボグタンとドナはラブラブ道まっしぐらで
ロンやジョイスには新しいパートナー候補が出てくるは
とにかく誰一人としてかけないまま進んでおりますよ w
意外に目立たなかっtのがエリザベスかも、っていうくらいの巻です。
TVキャスターのマイクが持ち込んだ不可思議な事件を発端に
エリザベス夫婦の誘拐や、謎のバイキング(スウェーデン人)からの盟友ヴィクトルの殺害命令、
結果それが、全て一つの結末に向かっていきます。
その間、イブラヒムは前回の逮捕者コニー・ジョンソンと面会し不思議な関係性を深めたり
ジョイスとファヘイブン警察署長のアンドリューの交流、
クリスとドナの警察コンビも健在で、
色々な伏線が貼られて、ごちゃごちゃワイワイと進んでいきます。
このシリーズの何よりのチャームは、悲壮感が一歳ない点です!
それぞれ真面目に呑気に進んでいくので、
殺されそうになっても絶体絶命の危機に立たされても
ジョイスの軽口や、ロンのちょっとズレた本音などが救いになってついつい笑ってしまうのです。
2023年9月イギリス刊行予定 第4作 「The Last Devil To Die」も楽しみです♡