【 木曜殺人クラブ 二度死んだ男 】牧歌的な雰囲気漂う老人探偵倶楽部ミステリー

「木曜殺人クラブ 二度死んだ男」リチャード・オスマン:著 早川書房

ストーリー

英国フェアヘイブンの裕福な老人施設クーパーズ・チェイス

そこに集まる謎解きが好きな探偵グループ「木曜殺人クラブ」メンバー、エリザベスイブラハムジョイスロン

元諜報員であるエリザベスに手紙が届くが、それは元夫と巨額のダイアモンドが絡んだ事件の始まりであった。

もとMI5の夫ダグラスは、見張りの工作員ポピーと共に潜伏先で死体で発見される。

ダグラスが残したエリザベスに数々の謎解き共に、MI5のスーランスが動き出す。

同時期に、外出先で路上強盗に遭遇し暴行を受けたイブラハムはPTSDに、、心の傷はどうなるのか。

ドラックディーラー、マフィア、フェアヘイブン警察のドナクリス、MI5、を巻き込みつつどうなることやら。

老人が大活躍するコメディー要素ふんだんの本格ミステリー




プラス情報

世界でシリーズ累計600万部! 〈木曜殺人クラブ〉シリーズ第2弾!
2022【 木曜殺人クラブ 二度死んだ男 】 本作!!
2021【 木曜殺人クラブ 】

【 木曜殺人クラブ 】はシニア大活躍!エリザベスは何者?

 




読むネコポイント

1作目が面白いと、2作目は大体それを超えることはない印象なんですけど

本作は「痛快で老人たちがより生き生き大活躍」です!

内容としましては、エリザベスの過去の一部が明らかになります。

元夫の激ハンサム(ジョイス談)のダグラスがクーパーズ・チェイスに入居してくるところからスタート。

彼はMI5のポピーという若い娘さんに護衛されている身です。

というのも、ダークサイドビジネスマン、マーティン・ロマックスの200万ドルのダイアモンドを

出来心からくすねてしまったからなんですが。

それが元で、エリザベスは否応なしに事件に巻き込まれ、いきがかり上解決するよりない立場に追いこまれていきます。



元精神科医のイブラハムはもともと引きこもり気味でしたが、自分を変えたい気持ちから

外出先のカフェで読書やショッピングを満喫します。

が、その帰りに若者グループの路上強盗にあってしまいます。

体の傷もさながら、心に大きな痛手を受け、より引きこもってしまうように。

そんな彼を、大雑把でデリカシーにやや欠けているように見えるけど、実は優しく大きな心の持ち主のロンや

誰よりも実はハートが強いと思われるジョイスが、何彼となくサポートし、

イブラハムが降参ポーズで癒されていく様が、なんとも心温まる展開が同時進行します。
 

 
最終的に今回の裏主役は、

ボグタン・ヤンコフスキ  でしょう。

無口でマッチョで、賢くて、押さえるべき点を抑える男、、、格好良すぎです。

ボグタンもそうだけど、もう一人のすごい奴はやっぱり ジョイス!!

ブレないし、ハッピーだし、実はすごいポテンシャルを持っているのではないかと想像してしまいます。

個性的キャラクター満載だけど、最終的には牧歌的な雰囲気漂うミステリー「木曜殺人クラブ」

大満足の第2弾でした。

2023年日本刊行予定 第3作 「Buttle That Misssed」も楽しみです♡