【 ナイフをひねれば 】四作目ホーソーンとホロヴィッツの距離間が

ナイフをひねれば、は創元推理文庫2023/9/11アンソニー・ホロヴィッツ著,山田蘭翻訳の東京創元社

「ナイフをひねれば」アンソニー・ホロヴィッツ:著 創元推理文庫

ストーリー

ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ3作目
作家のアンソニー・ホロヴィッツは探偵ホーソーンとのコンビ解消する。

毒舌劇評家ハリエット・クロスビーに、脚本を手がけた戯曲マインド・ゲームを酷評され、

ホロヴィッツは失意のどん底に落とされるが、それはその後に起きる悪夢の予兆でしかなかった。

ハリエット殺害事件の容疑者となったアンソニー

ホーソーンは本を書かないと言い放った彼を助けるのか。

ハリエットは悪意の強い性悪女性で、全ての登場人物に殺人の動機あり。

探偵ホーソーンと容疑者ホロヴィッツはこんがらがった事件解明が出来るのか。

人気シリーズの4作目!!




プラス情報

ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズは10作を予定

メインテーマは殺人、創元推理文庫2019/9/28、アンソニー・ホロヴィッツ:著,山田 蘭:翻訳

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読むネコポイント

ホーソーン&ホロヴィッツ・シリーズ四作品目です。

スタートは、ホーソーンとホロヴィッツのお別れです。

と言っても例によって、ホロヴィッツが一方的に頭にきて「もうホーソーンの本は書かない!!」と言い放ち

ホーソーンは一応引きとめるけれど、どこか他人事のような感じ。

ホロヴィッツはその後もウジウジとしてますが、

脚本した戯曲の開幕が迫っており、そちらに注力します。

無事初公演が終わり、出演者とも打ち解けなんだかいい流れなのかな、と思ったら

そうです、そんなわけないんですね、、




その後のパーティに劇評家ハリエット・クロスビーが現れ、全てが悪い方向へ。

彼女の評論で「マインドゲーム」は散々にこき下ろされ、それに並んで各紙こぞって否定的な評価が続きます。

そして翌日に、ハリエットが殺され、

ホロヴィッツは警察に勾留され、

全ての証拠が犯人がホロヴィッツを指し

ホーソーンは助けてくれるのか、助けてくれないのかよくわからない。

なぜならミステリの本執筆をけんもほろろに断ったから  w

アンソニーグダグダ悩みまくります。



ここから、ネタバレありです!!
警察が家まで逮捕にやって来たところを間一髪で逃れ、

ホーソーンのところに転がり込みますが

そこでホーソーンのプライベートが色々と明らかになってきます。

義理のお兄さん?!がいる、

養子として育った過去、

昔リースで暮らしていた、

警察の委託だけでなく、ある組織のためにも働いているらしい

などなど。

アンソニー、犯人容疑だけでなくホーソーンにも翻弄され

いっぱいいっぱいです w

カササギ殺人事件下 創元推理文庫2018/9/28アンソニー・ホロヴィッツ 著, 山田 蘭 翻訳

「カササギ殺人事件 上下」今更ですが面白いしよく出来てる、けど・・

2019年12月4日
今回の目玉は、ハリエット・クロスビーのねちっこくいやぁ〜な性格をめぐり

事件が複数の線で絡まっており、掘れば掘るほど性悪女です w

更に、ホーソーンのしれっとしつつ、ちゃーんとホロヴィッツを助けるあたり

でも、これでもう本は今後書かなきゃいけないし

優しいのか腹黒いのか、その辺のツンデレ加減が抜群に面白いですね。

少しワンパターン気味ではあるけれど

それはもう安心感ていうことですし

心地よいコンビで今後も読んでいきたいシリーズです。