「破滅のループ」カリン・スローター:著 ハーパーコリンズ・ ジャパン
ストーリー
ショッピングモールの駐車場で、疾病予防管理センターの疫学者が拉致された。行方不明のまま一カ月が過ぎたとき、アトランタ中心で爆破事件が発生。現場へ急行した捜査官ウィルと検死官サラは混乱の中、車の追突事故の救命にあたる。だがその車に乗っていたのは、逃走中の爆破犯たちとさらわれた疫学者だった。銃撃戦の末にサラも連れ去られ―。連鎖する凶悪事件、真の目的とは!?
引用: 「BOOK」データベース
プラス情報
<グラント郡 シリーズ>
開かれた瞳孔
<ウィル・トレント シリーズ>
三連の殺意/砕かれた少女/ハンティング/サイレント/血のペナルティ/罪人のカルマ/ブラック&ホワイト/贖いのリミット/破滅のループ/現2020
スローター,カリン
エドガー賞にノミネートされた『警官の街』や、発売するやいなやニューヨーク・タイムズ紙のベストセラーリストにランクインした『プリティ・ガールズ』“The Good Daughter”『彼女のかけら』をはじめ、“ウィル・トレント”シリーズや“グラント郡”シリーズで知られるベストセラー作家。これまで19作の作品を発表し、120カ国以上で刊行され、累計発行部数は全世界3500万部を超える引用: BOOK著者紹介情報より
読むネコポイント
サラとウィルの関係性にヤキモキしつつ、楽しみにしていた新刊でしたが
本が分厚い、、 3cm幅で読む前に少しだけトーンダウンしてしまった。
カリン・スローターの著書は、全般的に描写が事細かい印象があるが、今回のもなかなか凄かった。
スタートは、ウィルがサラの家族との顔合わせで、順調な進展ぶりが綴られている
が、それが一転し事故遭遇し、大きなテロに巻き込まれていく。
そこらへんの様子が、サラ、ウィル、フェイスとアマンダ、それぞれの視点から描かれる。
この描写って 「意味あるの?」
いや、きっと著者の意図があるんだろう、と読んでいったのだけれど途中で三者目線の語り口はなくなってしまった。
クライムサスペンスなのでノンフィクション的な感じを狙ったのだろうか?
運営者きょまタローは、国語がそんなに得意じゃなかったし、読み取れずじまいでした。
ウィルの魅力で、ここまでぐいぐいとシリーズに引き込まれて読んできました。
悪妻のアンジーとの縁もようやく切れたし(また復活するかもしれませんが)
↓ ミステリアスなウィルの凄惨な過去も徐々に明らかになってきた、
サラとウィルの関係もようやく安定し納まりそうにありつつ、、次の展開は今以上の物が生まれるのかな?!
となると作品の内容、ミステリー要素のレベルが上がらないと、次作は読むかどうかわからないな、という感じです。
とか言って、結局「サラとウィル」の関係が気になって手にとっちゃうんだろうな
まんま作者の手中です W