「老いる自分をゆるしてあげる。」上大岡 トメ:著 幻冬舎
ストーリー
50代を迎えた著者の上大岡トメ、老いを受け入れがたい半面、体には確実に変化が。
上大岡さんが引退した女性医師のアンさんと接しながら、老化についての医学的説明や自然の摂理を受け入れていくエッセイ風マンガ。
人生100年になる今後、50はそのターニングポイントであり、体の調子の変化から始まり、趣味嗜好、考え方なども変化する時期。
どのようにそれを迎えるかで、これからの生き方が変わるかも知れません。
プラス情報
上大岡トメ
イラストレーター。東京生まれ。大学では建築を専攻引用: BOOK著者紹介情報より
読むネコポイント
イラストレーターのトメさんこと、上大岡さんのエッセイはデビュー作の「キッパリ!」以来です。
元々女性のエッセイが、あまり得意でなく読んでいる分母が少ないので、
2冊目まで進むエッセイストは運営者の中では上位なのです。
そのあたりのことはこちらをどうぞ ↓↓↓
上大岡さんの本に共感するのはなぜだろう、経歴を見たら「東京理科大学」ではないですか。
理系女子!!! そっかぁ
運営者はそんな高学歴ではありませんが、いわゆる数学が得意な脳ミソの持ち主。
甘ったるい感じがなく、でも無粋なほどに事実を並べるでもなく、わかりやすくマンガにしてあるあたり
さすがです、トメさん。
女性医師のアンさんは、まさしく自分が将来行き着きたい境地の女性なのでしょうね。
こんな飄々としたおばあさん、格好いいですから憧れます。いそうで出会わない。
二人の対話方式で、骨や筋肉、感情の歳のとり方、じゃあどうするのか、なんかが書かれています。
運営者は、オン歳50なんですが、元々女性ホルモンの変化を敏感に感じてしまうタチなので
25〜30まで、35過ぎたあたりで猛烈に身体が変わっていくのを感じました。
なので50は前例にならって予防をしていたのと、そういう急激な変化に大騒ぎしない免疫みたいなものはできていました。
こちらの本は、私にとって復習や再確認に良い内容でした。
一般的には更年期などで、ものすごく揺れている年だろうと思うので
そのような人が読むと頭が整理され、前向きに考えられるようになっていいのではないでしょうか。