「オトナ女子の謎不調、ホントに更年期?」まき りえこ:著 集英社
ストーリー
アラフォーで妊活中だった著者が、怒涛の急展開で「早発閉経」と病院で告げられる。
軽く捉えているうちに、みるみる体調不良、精神的不安定、いわゆる不定愁訴のオンパレードに。
暗い内容ではあるものの、明るい笑いのあるキャラクターでどこか救われるコミックエッセイ。
更年期障害の症状かと10年あまり迷走するが、結果的には、、、。
婦人科の医師による監修のコラムが漫画の間に掲載。
疲労感、倦怠感、イライラ、滝汗、冷え性、うつ症状、関節痛、のぼせやほてり、異常発汗、
だるさや意欲低下、めまい、動悸、関節痛、中年女性が抱える不調が、リアルに描かれている。
プラス情報
著者略歴
まき/りえこ
漫画家、イラストレーター、コミックエッセイスト引用: BOOK著者紹介情報より
読むネコポイント
アラフィフの、運営者きょまタロー としましては、最近50代に向けて書かれた本や、
更年期に関してのものを手に取ることが多くなりました。
その中のこちらの本、個人的には「あまり参考にはならなかった」です。
ただし、中年女性の不調は千差万別なので、リンクしなくても仕方なし。
そういう期待は元々あまりしていませんでした。
エッセイ漫画として、まきサンのメゲずに進んでいく様子や、話の進め方など面白く共感して読めました。
謎不調、ほんとに辛いですからね。
きょまタローも35才から心も体も絶不調で、それまでイケイケどんどんだった性格が、
すごいマイナス思考になっちゃた経験があるので、人ごとではありません。
症状を自覚するのに5年、改善策を見つけるのに5年、やっぱり10年近く迷走し、
今現在ニュートラルな状態にようやく着地した状況です。
今だから笑って話せるけど、当時はよく「面倒臭いし、もう死んじゃって終わらせたい、、、」
と弱音を吐きまくっていました。
今現在そんな状態の人が読んだら、救いになったり、参考になったりするんじゃないかと思う本です。
症状に真面目に対峙すれば10年くらいで状況は変わるよ、と伝わればいいですね。
本の最後には「自分の体調を超える何かが起こると、それどころじゃなくなる」
という意外なオチがついていますよ 笑