【ミステリー in パラダイス 】殺人事件とカリブのゆるさが絶妙なバランスの良質推理ドラマ

 

「ミステリー in パラダイス 」 原題: Death in Paradise BBC

ストーリー

<シーズン1,2>
カリブ海のセント・マリー島、のどかな空気流れるこのリゾート地に、英国から派遣されてきた刑事の「リチャード」。

暑い島でもスーツを脱がず、性格はクソ真面目(というか堅物)です。

ゆるい風土のなかで一人仕事に邁進し、暑い気候にもかかわらずイギリス流のティーブレイクする彼は、まさにthe「空気を読まない男」。

しかし、刑事としては、鋭い観察眼に論理的思考を重ね、パズルのように推理を組み立て、次々と事件を解決に導きます。

リチャードのカチカチな感じと、島のゆるいムードのズレが、ドラマではなんとも面白く描かれています。

呑気な署員たちも、いつの間にか不器用なリチャードを好きになっていたりします。

女性署員のカミールとは最初仲違いしますが、そのうちに良き相棒以上の絆が生まれそう、、?!




<シーズン3〜6>
2代目に派遣されてきたハンフリー・グッドマンは、柔らかい雰囲気の大男です。

赴任直後に妻に逃げられるは、腰掛けた窓から転げ落ちるは、靴下の柄は左右違う上にポケットにも靴下が入っている、、

そう、グッドマン刑事は、スーパーがつくほどのおっちょこちょいでありました。

しかし、いざ事件となると、誰も思いつかないようなトリックを解いてしまう、発想豊かで柔らか頭の心優しき刑事。

そんなハンフリーが、カミールに恋心を抱くこのシーズン、どうなることやら、、

<シーズン7〜>
新たな主人公ジャックは、独特なセンスと間合いの持ち主。マイペースな一人娘を溺愛するシングルファーザーです。

優しく親切なジャックは、すぐにセントマリー島にも馴染み、署員や署長と共に、殺人事件の謎に挑みます。


ミステリー in パラダイスは、推理ものとしても評価が高いドラマです。

プラス情報

   

読むネコポイント

結構長く続いている良質の推理ドラマだと思います。

カリブ海の架空の島 セント・マリー島。

暑くて海が綺麗で、のんびりしていてゆる〜い感じなのですが、しょっちゅう殺人事件が起こります。

イギリスから派遣される刑事、初代リチャード、二代目ハンフリー、三代目ジャック、とにかく変わり者ぞろいです。

それぞれ、家族との問題を抱えていたりしますが、基本真面目で有能でいい人で、不思議さん系です。

リチャードは社交下手な自閉症系、ハンフリーはお茶目ですがスーパーおっちょこちょいなADHD系。

そうです、サイトの管理人(発達障害グレーゾーンです)としましては、感情移入せずには見られない、お二人さんなのでした。

ドラマは、シーズンが長かったハンフリー色が一番印象強く、6が終了した後は、一度みるのをお休みしました。

そのくらいこのドラマは私にとって特別で、リチャードやハンフリー、カミールが大好きだったのです。




この度、半年のインターバルを置いてふと「ジャックおじさん」のも見てみようかな、、と再度見始めることに。

すると、スルスルっと入ってきました。

ジャックは愛嬌があるし、またしばらくセント・マリー島のゆるい感じを堪能しようかと思います。

殺人事件を扱う推理ものですが、カリブのゆるい雰囲気と、コメディー要素のバランスが絶妙で、軽いけど内容の見応えは十分あります。

こういうの、BBCは上手ですね〜

シーズン6

左から P.J / ドウェイン / ハンフリー / フロランス / 署長 / キャサリン(カミールの母)