【ボタニストの殺人 上下】連続殺人事件の合間にポーとエステル急展開!

ボタニストの殺人 上下巻 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 早川書房2024/8/21M・W・クレイヴン著, 東野 さやか翻訳

 

ボタニストの殺人 上下」M・W・クレイヴン:著 ハヤカワミステリ文庫

ストーリー

押し花を受け取った著名人が、連続殺人犯ボタニストに殺される事件が立て続けに起きる。

捜査に乗り出すイギリス国家犯罪対策庁の重大犯罪分析課(NCA SCAS)のポーフリンティリー

しかし更に難題がのしかかる。

ポーの友人である天才病理学者ドイルが、父親の殺人容疑で逮捕される事態に。

証拠が全く見つからないボタニストの殺人事件、全ての証拠が犯人として指差すドイルの事件。

ポーは解決できるのか!?

ワシントン・ポーシリーズの第5弾




プラス情報

英語から翻訳マイク・W・クレイヴンはイギリスの犯罪作家です。彼は、『ワシントン・ポー』シリーズと『DI Avison Fluke』シリーズの著者です。 2019年、彼の小説『The Puppet Show』が犯罪作家協会のゴールド・ダガー賞を受賞した。引用: ウィキペディアより

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読むネコポイント

ボタニストの殺人 題名を聞いただけでワクワクしていました。

これまで前4作が全て満足の面白さだっただけに、期待値が高ま離まくり w

読み終わって、そのハードルを超えたことに、驚きと共に感謝でございます。

クレイブンさん、すごいなぁ

そしてありがとう!!

さて、今回はイギリスの著名な文化人、政治家、インフルエンサーが殺されます。

共通するのは3者が「超いやーーーなヤツ」ということと

押し花と詩が送られてきた後に毒殺されるという点。



3人目のインフルエンサー女子は、病院に完全隔離したにもかかわらずリシンで殺され、

ポーや、NCA/SCASの警部・フリンと分析官のティリー・ブラッドショーは捜査に行き詰まります。

その間、頭脳明晰で美しい(更に今回の捜査で貴族であることが判明した)

病理学者エステル・ドイルが父親殺しの容疑者として逮捕されるという

ポーにとって思いもがけない密室殺人事件が起こります。

女王さまキャラのエステルがポーに頼り、どんどん弱っていく、、、

無実を確信しながらもなかなか手掛かりが掴めず四苦八苦するポー

難題2つ抱え陰鬱な現場になりがちですが、天真爛漫なティリーの天然発言が場を和ませつつ

密室殺人をどう解き明かすのか、下巻は凄まじい勢いで読み進めること請け合いです ww

今回エステルポーの間は急激に進展しますが、次作6作目ではどうなるのでしょう?!

更に著者は7作目は、シリーズに新展開があると明言しているので、まだまだ楽しませてくれるのではないでしょうか。